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サザンオールスターズ 「おいしい葡萄の旅」 東京ドーム 2015/5/26 ~ファンタジーを壊す悩ましい観客マナーを考える~ [独り言]



サザンオールスターズ 「おいしい葡萄の旅」 東京ドーム 2015/5/26

~ファンタジーを壊す悩ましい観客マナーを考える~

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今回のステージ設計は20154月のポールマッカートニーより遥かに大きく、ローリングストーンズサイズだった。

それにしても相変わらず満員御礼だった。デビューして37年(という事は私も東京に出てきて37年という事だ)。
日本のロック(&ポップス)バンドとしてここまで長く支持されているバンドは歴史上初めてだ。現在若者に支持を受けている数あるバンドは30年後、どんな姿で活動しているかを想像すれば、サザンの凄さが判るだろう。(個人的意見だが、今をトキメクバンドのほとんどは30年後、サザンのような活動をしていないだろうと思っている。)

私が初めてサザンオールスターズのライブを目にしたのは、1978年の夏の専修大学の学祭での演奏だった。
ちょうどザ・ベストテン(TBS)の生中継が入っていた日だったので、リハーサルを含めて3回“勝手にシンドバット”の演奏を聴いた。まだ最初のアルバム「熱い胸わさぎ」しかない時代だ。
あれ以来サザンの音楽は脈々と私の人生を彩り、ある時期彼らと仕事を共にする時期もあった。貴重な体験だった。
そして私はまた
1聴衆の中で彼らの音楽を聴いている。

「おいしい葡萄の旅」と名付けられた今回のツアー。来年2016年で60歳という桑田さんも流石に連日、連続とはいかない様で、公演日程の間隔はこれまでになく長い。8月には武道館公演もやるというから意欲的だ。

あれだけの密度の構成での3
時間30分というライブの長さを維持する体力には驚いたが、圧倒的な物量の土台をもった演出は、久しぶりのマンモスコンサートの体験だった。事前にネットで内容等は一切見ず、情報は完全に遮断して見に行った。1曲目のチョイスは意外だったが、最後の曲が終わった段階でも意外な曲が演奏されなかったのは驚いた。
それでも演奏、映像、照明のプロが繰り出すおもてなしは、相変わらずやるなあ~と見ていてただただ感心するだけだった。原さんが出てくるまでの構成の流れには泣けたし、原さんが歌う時の桑田さんの立ち位置は、ただただ素敵でニヤニヤして見ていた。
私の心の引出しにはバシバシ伝わってきた。

一時癌に倒れファンを心配させた桑田さんだったが、随分と体調も声も元の状態に戻った事が伺えた。

1990年代~2000年前半、ライブ後半になるとコップやホースによる水かけ演出が多かった。あれは桑田さんなりの”おもてなし”だったのだろうが、個人的には唄がかなり犠牲になるため好きな演出じゃなかった。
ここ最近はその演出が無くなった事が私的には嬉しい。ひょっとしたらファンクラブにそういった声が多く届いて桑田さんの耳にも入ったのだろう。私としては演奏に集中できるので今のライブ性向の方が嬉しい。

なお、ここにはライブのセトリを記載しません。ネットで検索すれば直ぐに見つかりますからそちらでどうぞ(これを書いている時はまだツアー中だし・・)。

ライブのセトリは知らないで行った方が感動も倍化致します。
桑田さんによれば、松山のライブに来ていたファンにセトリが批判されていたらしい。そう断った上で演奏が始まったのだが、そのセットリスト構成は、実際、私にとっては最高でした。音楽やセトリ構成にはもちろん好き嫌いもあるが、引出しの深さでの理解力に差が出るから、批判をされた方は、あの構成の持つ音楽的な良さが理解できなかったのだろう。お気の毒様である。
この理解力は、洋楽をキチンと聞いてない人にはちょっと判らないものだと思う。

追記(2015年8月20日):

武道館公演の直前、長年サザンのレコードメーカー側の立場で支え続けた高垣健氏に取材をする機会を得た。彼はサザンだけでなくシーナ&ロケットや松田優作氏など様々な人たちを世に送り出してきた人物で現在は顧問をしている。
取材の中の「葡萄」のアナログ盤についてのコメントの中で、「葡萄」のアナログ盤はミックスはCD盤と同じだが、CD用とアナログ盤用のマスターテープのマスタリングは全くの別作業で行っていると語っていた。
サザンは全ての作品をCDとアナログ盤で出している数少ないアーティストだが、もともとアナログ盤でデビューした彼らが今でもアナログ盤への深い愛着を持っていることを伺わせた話だった。ちなみに高垣氏にとってのサザンの一枚は、「熱い胸騒ぎ」だそうだ。(実は私も同感。あのアルバムは未成熟で未完成ながら妙な勢いと完成度がある。また大学生だった当時の私が死ぬほど聴いていたという事もあるのだろう。)



~ファンタジーを壊す観客のマナー問題を考える~

そう言えばここ最近、ライブ鑑賞中、悩ましい問題がある。

スマホだ。

今回のライブでも近隣の客で演奏中にずっとスマホをいじっている人が非常に多かった。きっとセットリストを書き込んでいるんだろう。
それはそれで気持ちも分かるのでいいんだが、スマホの画面が目に入る周辺の観客にとって、明るい画面は照明演出効果の邪魔になる。迷惑だなと思っている人が多いのではなかろうか?

セトリ書き込みそのものを非難しないが、書き込みをする連中は相当配慮して欲しい。できればペンとノートにしろと言いたい。
正直言うと、あの連中の存在はライブの集中を妨げるので本当に邪魔くさい。

(ちなみに桑田さんの盟友・山下達郎さんはライブ中でのスマホによるセトリ書き込み行為を最大限非難しております。演奏に集中できない客は来ないで欲しいと公言しており、それは私も同じ思いです)

他にも演奏中にずっとメール(&LINE)しているヤツもいた。
コンサートに来ているのに何で今メールチェックやチャットしてんだよ!!って感じだった。ライブより大事な用があるんなら早く帰れって感じだ。
演奏をしているサザンに対しても失礼だなとも思った。
親が死ぬような緊急事態が起こったとも思えない不作法なスマホメールの連続作業を近所で延々とやられると腹立たしい。

あのTPOの無さというか、無節操、無教育さというか、集中力の無さっていうのは、私の理解を超える。これは年齢の問題じゃないだろう。
1階1塁側25通路22列7番の色の黒いオレンジのTシャツのデカい男、君の事ですよ。


わざわざ9000円も払ってコンサートに来たんじゃないのか??
メールなんて後でもチェックできるだろう。
優先順位が全然解らない。

また加えて困った人たちなのが、ライブ演奏中にずっと話を(それも声がデカい)している連中だ。特に若い層(2030代)に多い。

演奏中、ずっと話をしたり、素っ頓狂な大声だしているのだ。バラード曲でもだ。
空気読めや。KYにも程があるだろう。自分の感動を隣の仲間たちと共有したい気持ちが分からないではないが、一々演奏中に大声で感想述べなくてもいいよ。だいたいちゃんと聞こえないし。それ故声もデカくなるという悪循環だ。
終わってから飲み屋で語りなさい。
ちなみに、1階1塁側25通路20列6番~8番(多分)に座っていた男2名、女1名。君たちの事ですよ。真ん中に座っていた男、ビール飲みながら良くデカい声で喋るヤツだった。ホント、この連中は煩かった。

このスマホ・メール馬鹿とお話し大騒ぎ馬鹿の連中は、サザンのライブ会場まで何しに来ているんだろう?

連中の行為を見ていると何となく、ライブをBGMにして遊びや酒を飲みに来ているようにしか見えない。
それはそれでよかろう。
だったら観客席にいないで通路に行けばいい。

こういう場所や周囲の空気や迷惑をわきまえない連中が観客として近くにいると、サザンやスタッフが相当な努力をして作り上げたファンタジーを容易に壊してしまう。

ライブ鑑賞はある種の現実逃避行行為なのだ。日常生活から一時的にファンタジーの世界に誘ってくれる場所なのだ。
だから観客同志、周辺に配慮のある鑑賞方法で楽しんで欲しいと思うのだ。そんなに難しい事じゃなかろう。


ライブの冒頭、桑田さんがアリーナにいる背の高い男性は、自分より背の小さい女性が自分の後ろにいないか配慮して欲しい・・というようなMCをしていた。
きっとこうした声が長い間、ファンクラブに多かったのだろう。特に床がフラットなアリーナでは悩ましい問題だ。私の知り合いの背の小さい女性はドームのアリーナ席だと風呂で使う椅子を持参するのが常だが、
3時間近いライブだと終わったあと歩けなくなるらしい。
結構背の高い方の私でも目の前の頭のでかい男がいると困る事がある。女性ならなおさらだろう。そういう配慮について桑田さんが言及してくれたのは、非常によかった。


しかし、スマホとお話し馬鹿の連中の問題はもっと悩ましい。

また、もう1つ悩ましいのが「観客の唄」問題だ。

皆さんの周辺に桑田さんよりもデカい声で歌っているヤツが近所に居た方はいませんでしたか?

2015
年の武道館でのポール・マッカトニーの時は、この問題で感動が半減してしまった経験があった。座席の場所にもよるだろうが、私のいた場所ではちょっと深刻だった。
サザンの場合でも、歌える曲が多いので、観客が結構大きな声を出して歌うのだ。

気持ちは重々分かる。
でも私は隣や後ろの客のカラオケボックス並みの下手くそな唄に対して
9000円を払ってドームに来ているのではない。聞きたいのは純粋にサザンの演奏なのだ。

客が唄ってもいい。でも声量は相当に配慮してくれ。
お願いだから桑田さんの唄声を邪魔しないでくれ。


こういう経験って皆さんにありませんでしたか?

私が言いたいのはクラシックコンサートのような静寂を求めているのではありません。私は演奏や演出に集中してライブを楽しみたいだけなのです。色々な楽しみ方があることは重々承知です。でも最低限度、相当数の人が集まる場所では配慮すべき点があるはずです。
演奏中のライブ会場のような普通の声では聞こえない空間で私語をするなら相手の耳元で話すとか、演奏中の私語はしないとか、馬鹿騒ぎしないとか、唄うなら配慮するとか・・・。

2013年のポールのドームでは、アリーナにいた若い連中がの一部が馬鹿騒ぎをして、周囲の客と殴り合いの喧嘩に発展したと聞いている。楽しいライブのはずが、場を弁えない連中によって最悪の記憶を残して終わるのは気の毒だ。
また、私がこのライブに行った時にも、ipadで撮影しては隣のヤツと喋りながら映像を確認してライブを全く見ていないヤツ(30代男)が目の前におり、さすがに目障りだと言ったら止めたが、そもそも迷惑だっていう感覚がないようだ。こういうライブに来る資格のない連中は、折角のライブに嫌な思い出を残してしまうから来ないで欲しいもんだ。ちなみに2014年、山下達郎さんは名古屋公演中、無礼な客を帰してしまったそうだ。金を払って客として来ていれば何でもありだと思っている下世話なヤツがいたんだろう。)


スマホでセトリを書く人たちは、画面の光には最大限配慮してほしい。そもそもその行為は鑑賞中の客に迷惑な我がまま行為だと理解してください。
また、一緒になって歌いたい人たちは自己陶酔しないで欲しいものだ。

映画館に行くと上映前に、上映中の注意事項が流れるようになっている。あれはかなりの観客が周囲の観客に不快な想いで映画鑑賞を強いられており、その声の集約だと思っている。実際、あの注意喚起から随分と不快な事が減ったように思う。
私はライブでも似たような対応が必要な時期が来ているように思う。
コンサート協会は、そろそろそうした対応をしてほしいと思う。
私自身も周囲の邪魔にならないように気を付けますから・・・。
お互い様ですからね。


<!--[if !supportLists]-->    <!--[endif]-->席を立って見る背の高い人は後ろの人にご配慮を。

<!--[if !supportLists]-->    <!--[endif]-->演奏中は私語を慎みましょう。また自己陶酔もしくは馬鹿騒ぎしないでね。

<!--[if !supportLists]-->    <!--[endif]-->周囲の邪魔だから大声で歌わないでくださいね。聞きたいのは君の唄じゃないのです。

<!--[if !supportLists]-->    <!--[endif]-->ライブ中はスマホ等は禁止! 使いたいなら会場外で。

<!--[if !supportLists]-->    <!--[endif]-->撮影、録音はお断り!

<!--[if !supportLineBreakNewLine]-->

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